日暮里駅南西側に所在する天王寺。毘沙門天であるが、一帯の霊園・墓地を構成する敷地を有することに今回は着目した。
「一帯の霊園・墓地」と記したが、都立谷中霊園・寛永寺墓地そして天王寺墓地が入り組んでいる。
都立霊園は比較的直線的に区画が整備されているが(マッピングされている訳では無いが)、天王寺墓地内は通路が入り組んでおり、寺のお坊さんも案内に苦労しているそうだ。また、都立霊園管理事務所で一帯の区画図が配布されているが、一応民有地ということか、配布地図では「天王寺墓地」という五文字だけで内部は空白表示である。
現地で猫と戯れつつ通路をマッピングしていった。また、銘板のある墓所は地物としてプロットした。
前述のように民有地として都の配布地図には載せていなかったが、墓地内に東京都教育委員会指定の墓所があった。なかなか筋を通すのは難しい土地の入り組みのようだ。
また、寺のお坊さんと更新した地図を見ながら、墓地内の無縁観音・千人塚、都立霊園内の天王寺銅造菩薩坐像台座跡を加えてマッピングした。
当日の天気は曇り、東京のサクラ開花宣言が気象台より出された日である。屋外行動には良い気候であった。花粉症は万全の備えで乗り切った。4時間程で現地での歩数は1万歩に達するか否かのラインであった。
天王寺境内のサクラも花開き始めており、霊園のさくら通りが見頃を迎える頃また花見に行きたいと思う。
了
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